EB-aエコで瞬時に土を団粒化!高温対策にも?効果とおすすめの使い方
土の団粒化は時間がかかる

作物の良い生育に欠かせないのが「団粒化した土」です。
団粒構造をもつ土壌は、土の中に多くの隙間(孔隙)ができ、そこに空気や水が入り込みやすくなりふかふかの土になります。
そのため、通気性・排水性・保水性のバランスが整い、根圏環境が安定します。根は十分な酸素を確保しつつ適度な水分を保てるため、根張りが促進され、養水分の吸収効率も向上します。
こうした理想的な団粒構造を自然の力だけでつくるには、どうしても時間がかかります。
土壌改良資材「EB-aエコ」って?
土壌の団粒化には有機質資材を継続的に施用し何年もかけて土の中の環境を整える必要がありました。
その“時間のかかる土づくり”をサポートしてくれるのが、土壌改良資材「EB-aエコ(イービーエーエコ)」です。

- 水で薄めてたっぷり灌水するだけであらゆる種類の土壌を瞬間に多孔質の団粒に!
- 発根作用で活着と根張りを促進します。
- 土壌の流亡、ベト付きを防ぎます。
動画で分かる!「EB-aエコ」の効果とは
EB-aエコの使い方とおすすめの施用タイミング
EB-aエコは様々な場面で使用できます。播種床、さし木・さし芽、植樹、床土、鉢物・盆栽、土壌灌注、移植・定植、芝地・苔地、灌水


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実際に使ってみました!EB-aエコ使用レポート
発芽率アップ?
今年の夏も連日の猛暑で、「この高温の中でも発芽率を上げるにはどうしたらいい?」などのお問い合わせがありました。そこで今回は、EB-aエコを使って大根の発芽試験を行いました!試験日は9月3日。まだまだ真夏のような暑さの中で、EB-aエコがどこまで発芽に効果を発揮するのかをチェックします。

EB-aエコを500倍に希釈し、ジョウロでトレイ全面にたっぷりと散布しました。無処理は水のみです。
散布してすぐに感じたのは、同じ量を散布してもEB-aエコ区の方が排水がしっかりしているということ。しっかりと水分が行き渡っていますが、余分な水は排水されている印象でした。、写真は散布直後の様子ですが、EB-aエコを使ったトレイの方が地面全体がしっかりと濡れているのが分かります。今後の発芽の様子にも期待が高まります。
散布から3日後

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散布から3日後の9月6日、トレイの様子を確認しました。すると、EB-aエコを使用したトレイでは、いくつかの芽が発芽しているのを確認できました(写真の白丸部分)。一方で、無処理のトレイではまだ発芽が確認できません。
なお、EB-aエコは初回の散布時のみ使用し、それ以降はどちらの区も水のみを散布しています。
早い段階でEB-aエコ区に発芽が見られたことから、土壌の透水性や保水性の違いが種子の吸水や発芽に影響を与えている可能性があります。
散布から4日後

散布から4日後の9月7日、再びトレイの様子を確認しました。EB-aエコを使用したトレイでは、新たに発芽を確認できました。(写真の黄丸部分)。ただ、厳しい暑さの影響か苗がやや軟弱で、右上の1か所(点線白丸部分)が枯れてしまいました。無処理のトレイではまだ発芽が確認できません。
EB-aエコ区では引き続き発芽が進んでいる様子が見られ、発芽の立ち上がりに違いが出てきています。
散布から11日後

散布から11日後の9月14日、発芽したものは順調に育ってきています。一方で、点線丸部分の4か所は強い日差しの影響で焼けてしまいました。その後の新たな発芽や生育の変化は見られませんでしたが、元気に育っている株については植え付けを進めていきました。
まとめ
今回は、EB-aエコの散布のみを行い、温度管理や発芽管理は実施しませんでした。トレイは露地に設置したままだったので、いわば高温環境下での試験となりました。
そのような状況の中でも、EB-aエコを使用した区では発芽が確認できた一方、無処理区では最後までひとつも発芽が見られませんでした。
この結果から、EB-aエコが高温条件下でも発芽を促す効果を持つ可能性を感じることができました。
なお、品種ごとに播種時期や発芽適温が異なりますので、ご使用の際はそれぞれの品種特性をよくご確認のうえ、参考にしてください。
EB-aエコは、弊社でも試験的に使用しているほか、効果を実感されたお客様などさまざまな方にご利用いただいております。今後、現場でさらに具体的な効果や違いが確認できれば、改めてこちらでご案内いたします。
EB-aエコを効果的に使っていただくために
- 土壌が乾燥していると効果が落ちるので適度に湿らせてからご使用ください。※降雨時や降雨の後の施用は、浸透しやすく、効率的に土壌改良が行えます。ただし、水が溜まっている場合は水が引いてからご使用ください。
- 根圏の土壌まで確実に行きわたる様に、たっぷりと施用してください。(多いほど浸透し効果があります)。
- 土壌がカチカチの場合は耕してから施用してください。
土壌条件によっては効果を発揮しない場合もございます。
こんなところにオススメ!
- 粘質土壌の改良
- 速成床土、ねり床
- 播種、さし木、さし芽、移植、定植
- 苗代、田植前、水稲倒伏防止
- 根回し、鉢もの園芸、家庭菜園
- ゴルフ場、芝地、苔地
- 公園、庭園、街路樹等緑化工事
- 中耕できない各種の栽培
土にまくだけ簡単!らくらくEB-a

EB-aエコは大量の水を使う必要があります。作業性を考えて10aあたり10kgを散粒するだけの「らくらくEB-a」もございます。お客様の作業条件に合わせて選択いただけます。
| 項目 | EB-aエコ(液) | らくらくEB-a(粒) |
|---|---|---|
| 即効性 | 〇 | △ |
| 持続性 | △※土壌状況にもよる | 〇 |
| 均一性 | 〇 | △ |
| 作業性 | △ | 〇 |
なぜ土壌の団粒化が大切?高温対策との関係

土壌の団粒化は、実は高温や乾燥への対策にもつながります。団粒化した土は、粒と粒の間に空気や水がバランスよく含まれており、作物にとって快適な環境を作り出します。
水持ちが良くなる(保水性アップ)・水はけが良くなる
団粒化した土は、スポンジのように水を蓄え、水を適度に保持しつつ余分な水は排水されます。過剰な水分がたまらないので、根腐れの心配も軽減されます。
地温の急上昇を防ぐ(断熱効果)
土の中に空気が含まれることで、熱が急激に伝わりにくくなり、根を熱から守ります。真夏の強い日差しでも、地温の上昇をある程度やわらげることができます。
根の伸びが良くなる
団粒化した土では、根が深く広く伸びやすくなります。その結果、高温・乾燥時でも水分や養分をしっかり吸収できるようになり、植物の生育を安定させます。
EB-aエコは、こうした土壌の団粒化を助ける働きがあり、結果的に高温時の発芽や生育にも良い影響を与えていると考えられます。ぜひEB-aエコをお試しください!

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